こんにちは!
世界ドリームプロジェクトを運営しているゆうすけです。

「第2弾 夢を尋ねる旅」
今回は、フィリピン・マニラのあるスラム街で尋ねた「夢」を紹介します。

フィリピンの中でもかなり貧困層のひとたちが暮らしているエリアです。
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ひとつひとつ家の作りが一体どうなっているのか分からないくらいにゴチャゴチャしています。
もちろん観光客はどこにもいません。夜はどういう雰囲気なんだろう。
はじめて足を運んだこの日は、2枚だけ街の様子をカメラに収めただけで、夢尋ねや卒業研究のためのアンケート調査は行いませんでした。
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ただ、こういった環境で暮らす人たちはどんな「夢」をもっているのだろう。
自分自身の「幸せ」についてどのように感じているのだろうと気になったので、
後日、現地で仲良くなって連絡先を交換していたモートバイの運転手に力を貸してもらいました。
ぼく一人で行ったらなにがあるか分からないので…。
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スラム街を同行してくれたジョン
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“ I DREAM I MEET MY NEW FRIEND ”
「オレの夢は新しい友人に出会うこと」

見た目は強そうですが、とっても優しい彼。ぴったりなパートナーでした!

ジョンはまず、周りの現地の人に、そのスラム街について聞き込みをしてくれました。
皆が口を揃えて「危ないから行かないほうがいい。」
「そこに行くくらいならオレに、お前のiPhoneを預けた方がマシだ!hahaha」(それはそれで信用できないw)
「一眼レフは狙われるから持っていくな。荷物は持たないで行ったほうがいい」
そんな風に言われる場所でした。
ぼくも少し行くのを戸惑ったし、ジョンもかなり戸惑ってしまいましたが、
なんとか気持ちを伝えて、行くことを説得できました。

結局、スケッチブック・アンケート用紙・一眼レフなど一式を持ってスラム街へ向かいました。
「夢」尋ね、アンケート調査の協力に対して、いままで金銭を渡したことはなかったのですが、
今回は、ジャックのアドバイスもあり、1名 20ペソ(約40円)をお礼として渡しました。
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スラム街へ向かいながら少しドキドキする気持ちがありましたが、
いざはじまると、とてもあたたかい人たちばかりでそんな気持ちはすぐに吹っ飛びました。

62歳のおばちゃん
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“ Gusto ko ay magandang buhay para sa aking mga pamilya”
「家族のためにより良い生活をすること」

英語は話せないけど、あたたかい笑顔で突然訪れたぼくを向かいいれてくれました。

21歳のお姉さん
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“ Gusto to ko ay maging maayos ang akin pamilya ”
「わたしはいつでもよい家族でありたい」

写真を撮るときは笑顔になってくれましたが、この時以外は隣の家のひとと大声で口喧嘩をしていました 笑
家族とは仲良くありますように

19歳のお姉さん
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“ I want to be a Professional model :) ”
「わたしはプロフェッショナルモデルになりたい :)」

きれいな彼女の夢はプロフェッショナルモデル
彼女はわざわざオシャレな服に着替えてから写真に写ってくれました(^^)


37歳のママ
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“ ANG MAPAGTAPOS KO NG PA APRPL PNG AKING MGA ANAK ”
「わたしの子どもが最後まで学校へ行ってほしい」

子どもを育てるママです。英語で会話できず詳しい話までは聞けませんでいした…。


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みなさんにアンケート調査にも協力していただきました。
ジョンのサポートのお陰でとてもスムーズにプロジェクトを行うことができましたm(_ _)m


ここに暮らす人々の収入は月5,000円にも満たないひとたちがほとんどです。
経済的なことが原因で学校へ最後まで行けないことも多いです。
きちんと教育が受けられないと、しっかりとした職が手に入らず貧困から抜け出せないという負のスパイラルができてしまいます。

でも、こういった環境で生活しているひとたちは、自分自身が「幸せ」だと感じているのか。
「0〜10段階」で答えてもらうと、多くの方がとても幸福に感じているということが分かりました。

貧困層の人であっても、幸せにお金はあまり関係ないのかなとこの結果から思ったり。
一方、「夢」を尋ねてみるとお金に関係する「夢」が多いのも事実ですね。 

ぼくたちがしている当たり前と思っている生活と比べると、ここで生活をしている人たちは足りないものだらけのように感じてしまいます。
でも、ここでずっと生活しているひとたちにとっては、現在の生活が日常であり、その生活にある程度満足しているのかな。 

どんな環境で育っても、だれもが自分自身の幸せを見つけられる世界であってほしい。
そのためにはどんなことが必要とされているんだろう。 自分たちにできることはどんなことなんだろう。
答えが分からない。そんなことを感じました。

つぎの記事では、このスラム街で出会った将来、野球選手を目指す男の子について書きます!


「夢」を尋ねるプロジェクトはマルマン株式会社の協力により実施しています。
マルマンのスケッチブック
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